カレー好き大学院生の日記

研究室とお料理と読書の日々。

ゴールデンウィークに読んだ本

どうも!

 

ゴールデンウィークも今日で終わりですね。

緊急事態宣言は5月末まで延長されましたが、私の研究室が今後どういう体制で行くのかはまだわかりません…

 

とりあえず、この1~2週間に読んだ本をまとめておこうと思います。

当初は読む本が無くなるのではないかということすら危惧していたのですが、意外とそんなに読みませんでした。

英会話とかバイトとか掃除とか、読書以外にやることを見つけられたということなので、逆に良かったですね…

 

 

ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

  • 作者:糸, 小川
  • 発売日: 2019/10/08
  • メディア: 単行本
 

小川糸さんの本は初読です。

こちらは2020年本屋大賞ノミネート作品でもあります。

若くして余命宣告を受けた主人公の雫は、瀬戸内にあるホスピス「ライオンの家」で最期の時を過ごすことを選びます。

そこで毎週日曜日に催されるのが「おやつの時間」です。

ゲストがリクエストしたおやつと共に語られるのは、それぞれのささやかな、でも大切な思い出。

自分なら最期になんのおやつをリクエストするだろうか、と読んだ誰もが思い浮かべると思います。

ライオンの家の代表マドンナや、農場でモルヒネワインを作るタヒチ君など、死の恐怖すらも包み込んでくれる温かい人々。

一方で「生きたい、まだ死にたくない」という気持ちを素直に認めることも、雫にとって必要なことでした。

この本を読むと、死をいくらか温かいものとして捉えることができます。

そしてそれは、著者の小川糸さんが、癌になった母やこの本の読者にも伝えたかったことのようです。

実はこの本、母の病室で叔母が読んでいた本でした。

どんどん弱っていく母(叔母の姉)を見ながら、この本を読んでいたら死の中にもわずかに希望を見いだしていたかもしれません。

私も読んでいて涙が止まりませんでしたが、母が少しでもこのような温かな気持ちで最期を迎えられていたらいいなと思うことが出来ました。

 

 

食堂かたつむり

([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)

([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)

  • 作者:小川 糸
  • 発売日: 2010/01/05
  • メディア: ペーパーバック
 

小川糸さんの作品つながりで、こちらの本も読みました。

同棲していた恋人に全てを持ち去られ、ショックで声すら失ってしまった料理人の倫子は、唯一の当てとなる母の住む田舎の故郷へ帰ります。

しかし倫子は、不倫の子として自分を産んだ母をずっと憎んでいました。

母から自立して生活するために開いた「食堂かたつむり」では、1日1組限定で心を込めて作られた特別な料理が振る舞われます。

途中までは、料理とともに温かいストーリーが語られるほのぼのしたお話だと思って読んでいたのですが、中盤から倫子と母の関係に涙し、命を頂くということについても考えさせられる怒涛の展開。

『夏物語』と思わぬ所で繋がる部分があったのも驚きでした。

家族って不器用なものですね。

 

 

夏物語

夏物語

夏物語

 

こちらは先日の記事で触れたので割愛させて頂きます。

生まれた日、『夏物語』を振り返る - カレー好き大学院生の日記

この本も2020年本屋大賞ノミネート作品です。

人生に影響を与える1冊でした。

 

 

がんばらずに、ぐんぐん幸運を引き寄せる方法

こちらは先日、これからの生き方について迷っていたところ、私のブログを読んで下さっているyuccowさんに紹介して頂いた鈴木真奈美さんの本です。

こういった自己啓発本のようなものは今まで読んだことがなかったのですが、かなり勇気をもらえました。

人からの評価や世間の価値観に振り回され、取り繕っていた自分に刺さる内容ばかり。

まずは自分を大切にすること、自分の声に耳を傾けることですね。

おすすめして下さり本当にありがとうございました!

 

 

天平の甍

天平の甍 (新潮文庫)

天平の甍 (新潮文庫)

  • 作者:靖, 井上
  • 発売日: 1964/03/20
  • メディア: 文庫
 

こちらはジャンルとしては歴史小説に当たると思います。

高校では倫理・政経を選択し、歴史はからっきしの私。

漢字だらけ固有名詞の羅列に挫折しそうになりましたが、読んでいくうちに引き込まれました。

社会の教科書で「鑑真が来日した」とだけ書かれているその一文の裏に、これほどのドラマがあったとは…

歴史に疎いからこそ、こういう本をもっと読んだ方がいいと感じました。

読書のアプリで三浦綾子さんの『細川ガラシャ夫人』を他のユーザーの方からおすすめして頂いたので、次に読みたいと思います。

そちらは明智光秀の娘が主人公とのことです。

 

 

銀の匙

銀の匙 (岩波文庫)

銀の匙 (岩波文庫)

  • 作者:中 勘助
  • 発売日: 1999/05/17
  • メディア: 文庫
 

結構前から手を付けていたのですが、途中のままになっていたものを読了。

こちらは筆者の幼少期からを描いた自伝的小説です。

前編は53章、後半は22章と細かに分かれていて、後ろには189個もの注釈がついています。

日本語をたくさん‪学べた気がします。

何か全体として大きな出来事が起こるわけではなく、少々読むのに時間がかかりましたが、描写の全てが美しくてうっとりしてしまいました。

幼少期のことをなぜここまで緻密に語れるのだろうかと驚き。

私はぼんやりとしか昔のことを思い出せません。

 

 

きみはポラリス

きみはポラリス (新潮文庫)

きみはポラリス (新潮文庫)

 

これはバイトへ行く時、地下鉄に乗っている間だけちびちび読んでいます。

まだ半分ほどしか読み終わっていないのですが…

短編集でどの作品も何かしら愛がテーマになってはいるのですが、読んでいる限りどれもなかなか特殊だったり衝撃的だったり。

短編集って、たくさんのストーリーがギュッと詰まっていて、1冊読んだ時のお得感がすごいですよね。

残りもはやく読みたいです!

 

 

これからどういう日々になるか分かりませんが、読書の時間も大切にしていきたいと思います。

ではまた!